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ビジネス #「異例の年」から再起へ

藤井聡太の活躍どこまで 将棋

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  • 島田 修二 マイナビ出版 将棋書籍編集部・編集長
2020年7月にタイトル(棋聖)を史上最年少で獲得した藤井聡太。8月には王位戦を制し、2冠を保持(時事)

現在、将棋界はいまだかつてないほどの盛り上がりを見せている。言うまでもなく、藤井聡太という1人の高校生の活躍によるものだ。藤井は史上最年少となる14歳2カ月でプロ入りを果たすと、デビューから負けなしの29連勝という驚愕の記録を打ち立て一躍時の人となった。その後も数々の最年少記録を塗り替え続けており、そのたびにメディアで大きく取り上げられている。

将棋界では1996年に羽生善治の活躍により大きなブームが到来したが、それは一時的なものにすぎなかった。藤井による盛り上がりは数年にわたって持続しており、「観る将」(将棋を指さず、観戦を主とする将棋ファン)というこれまでになかった将棋の楽しみ方と、それに伴う新しい市場すら生み出した。藤井によって将棋界に革命が起こっており、それは現在進行形で進化している。

将棋界には下表のとおり、竜王戦や名人戦など8大棋戦タイトルがあり、それをめぐって約160人の棋士が1年を通じてしのぎを削っている。各棋戦の勝ち上がり方式はそれぞれ異なるが、トーナメント戦、あるいはリーグ戦を勝ち抜いた挑戦者が、現タイトル保持者と「番勝負」で雌雄を決する点は共通している。

3強から4強へ

さて、この8つのタイトル戦だが、2019年までは豊島将之竜王、渡辺明名人、永瀬拓矢王座が3強といわれており、タイトル保持者も挑戦者もこの3人のうちの誰かということが多かった。

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