今年はコロナ禍により、トーナメントは無観客で開催されています。ギャラリーがいないコースはとても寂しく、選手たちの声を拾うと、「ギャラリーの方々がいないと、プレー全般のリズムが違ってくる」「ショットがグリーンに乗ったかどうか、わからない」「ドライバーショットがフェアウェーかラフかわからない」など。
やはり、ギャラリーの声援がより力になったり、プレッシャーになったりすることがぐっと減ったに違いない。こうなると、優勝争いで大勢のギャラリーから感じる重圧もないはずだから、優勝する顔ぶれが違ってくるかも、と最終日の戦いぶりに注目しました。
まず初戦。インターネットで生配信された「アース・モンダミンカップ」。新人の田中瑞希プロが首位で迎えた最終日。鈴木愛プロと渡邉彩香プロが追い上げ、結果的にはこの2人のプレーオフ。バーディーを奪った渡邉プロが5年ぶりの復活優勝を遂げました。予選落ちが続く苦しい年を重ねる中、新人や若手がどんどん活躍するのを横目に、自分を信じて、それ以上に自分を信じる応援者のためにこつこつ努力を続け、ついに壁を乗り越え勝利をつかみました。
2戦目「NEC軽井沢72」と3戦目「ニトリレディス」も生放送。どちらも優勝は新人の19歳・笹生優花プロ。195ヤードを6番アイアンで放つスイングは、迫力満点で男性プロ並みです。優勝争いで見せた対応力豊かなプレーと勝負の流れの見極めなど、新人とは思えぬ老練な勝ち方でした。
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