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政治・経済・投資 #少数異見

いつか見た光景、なぜ検査を先送りした すべての天災は人災

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やりきれない既視感がある。これはもう“少数異見”ではなく、国民の大多数意見だろう。

なぜ、PCR検査を急がなかったのか。5月初旬時点でさえ日本の1日のPCR検査数は平均で4000弱。累計数は韓国の約4分の1だ。WHO(世界保健機関)の事務局長が「検査、検査、検査」と絶叫し、韓国はいち早く簡便かつ“攻撃的な”ドライブスルー方式を編み出した。シンガポールは中国での新型コロナウイルス発生を確認すると即、独自の検査キットの開発に着手した。わが政府の頭には学習の2文字がない。

1990年代初頭に金融バブルがはじけたとき、目の前に不良債権処理のお手本があった。一足先に危機に見舞われた北欧は大胆に公的資金を注入。銀行を国有化し不良債権を一気に処理した。日本はチラリとも学ぼうとしなかった。見たくないものは見ない。追い貸しや“飛ばし”を容認することで不良債権はないことにし、決断をずるずる先送りした。

今回の安倍首相もそうだった。3月13日に新型インフルエンザ等対策特措法が改正され、すぐにも「緊急事態宣言」を発するのかと思ったら、「日本は持ちこたえている」と言い続けた。PCR検査の数を抑えているから、感染者数が少なく見えるだけのこと。たまりかねた小池都知事が「感染爆発重大局面」というプラカードを掲げて迫り、ようやく首相が腰を上げたのは、実に特措法改正の3週間後だった。

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