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老舗のフィルム会社が増産投資で攻勢 【4251】恵和

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  • 田宮 寛之 経済ジャーナリスト、東洋経済新報社記者・編集委員
長村惠弌社長は「リスクを取って事業運営する」と上場へ舵を切った(撮影:尾形文繁)

【上場日(市場)】2019年10月30日(東証2部)
 【設立】1948年9月28日
 【本社所在地】東京都中央区日本橋茅場町
 【代表者(年齢)】長村惠弌社長(72)
 【事業内容】スマートフォンなどの液晶ディスプレーに使用される光拡散フィルムや特殊な光学フィルムの構成部材、産業用包装資材、建築資材などを製造・販売
 【売上高】158億円
 【営業利益】9.3億円(19年12月期)
 【公開価格】770円
 【直近株価】1447円(3月3日)

株式市場ではルーキーだが、創業は1948年。昨年10月に東証2部へ上場した恵和の主力事業は、光学シートと機能製品の2つ。すでに産業界では確固たる地位を築いている。

光学シート事業では液晶ディスプレーに使用するフィルムを製造しているが、主要製品は光拡散フィルム。これは液晶ディスプレーのバックライトの構成部品で、光を均一に拡散させる機能を持つ。スマートフォン向けでは世界シェア50%を超える。樹脂を複合的に組み合わせることで、さまざまな高機能光学フィルムを多数扱う。次世代自動車の車載ディスプレーへの活用も期待されている。

もう1つの機能製品は、創業時から手がけてきた事業。紙やフィルムをコーティングしたり、フィルムを貼り合わせたりする技術に強みがある。包装資材ではコピー用紙などを湿気から守る防湿紙、鋼板などの金属製品のさびの発生を防ぐ防錆紙などがある。

産業資材は工程紙、農業用フィルム、建設資材などで構成される。工程紙の用途は多岐にわたり、合成皮革や炭素繊維製品を製造するときに、表面に形状をつける型紙などに用いられる。

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