最近は、FacebookなどのSNSでも、米ツアーの映像がふんだんに流れている。とりわけ弾道追跡機器を使って、ボールの軌跡が帯状に映し出される映像。それを見ると米ツアーは、真っすぐな弾道のティーショットで攻めていく選手が少ない気がする。
大きく左から右へとスライスさせて、見事にフェアウェーをキープさせたり、その逆に右から左へとフックボールで攻めたり。あるいは、低い弾道などなど、そのさまざまな球筋を巧みに操る技量に驚かされる。
昨年のZOZOチャンピオンシップでタイガー・ウッズが優勝したけれど、そのティーショットでも驚くべき「曲げるボール」を使い攻略していた。
その昔、まだドライバーがチタン素材のヘッドではなく、パーシモンヘッドの時代では、プロアマ問わず「曲げるボールをマスターしなければ上達しないよ」とよく聞かされることがあった。
伊澤利光が優勝した1995年の日本オープン。最終日に見せた右ラフからのショットは、日本のゴルフトーナメント史に残るショットであった。残り206ヤード、それを7番アイアンで見事にベタピンに寄せた。もちろんフェードボールである。
当時、伊澤はこう語っていた。
「ショットの距離と曲がり具合の、ギアの切り替えは5段階。肩の回転でコントロールしています」
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