鉄道・航空の区別なく、凛(りん)とした乗務員の制服は今も昔も子どもたちの憧れの的だ。新型車両や新機材と同様、見た目のよさに磨きをかけながら、機能面での進化を続けている。
JR東海の新幹線乗務員の制服は、2017年に現行のデザインになった。夏服は上着を廃止して男女とも濃紺のベストを着用。さまざまな携帯品を入れられるようにポケットが多く設けられている。
東海道新幹線の車内販売を担当するパーサーは、女性の場合、8種類あるスカーフの柄と巻き方を個々に変えている。ベストの背中部分には「カイロ入れ」もある。
JR西日本の制服はチャコールグレーを基調にコーポレートカラーの青を随所に配色した。乗務員と駅係員の制服は共通で、名札の色で赤が車掌、青が運転士と区別。赤い帯の制帽は駅勤務の役職者だ。
現制服導入の際は全社員を対象にしたアンケートの回答を踏まえて検討した。股の部分の生地を補強し、女性用シャツに脇汗パッドを採用。現場の声を反映させた。
制服も多様化社会を意識
近年、企業に求められる多様な価値観への対応は制服デザインにも表れている。JR東日本は東京五輪を控える20年5月に接客制服をリニューアルする。女性用のリボンタイとスカートを廃止。男女で共通のデザインとし、新幹線と在来線の乗務員、駅員が同じ制服を着用する。
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