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ライフ #必ず伝わる最強の話術

口下手の強い味方、それは事前のメモ お医者さんとうまく話す方法

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  • 松本 和也 プレゼン・スピーチコンサルタント、元NHKアナウンサー
まつもと・かずや 音声表現コンサルタント・ナレーター。1991年、NHKにアナウンサーとして入局。2016年から株式会社マツモトメソッド代表取締役。

「お医者さんの前でうまく話せないのです」という相談を何度か受けたことがあります。診察室で「どうしました?」と聞かれても、どこから話してよいかわからず、ドギマギしてしまうというのです。これまで私なりの経験でお答えしていたのですが、先日、それが間違っていなかったと思えるテレビ番組を見ました。

それは8月に放送されたNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」の、内科医・天野惠子先生の回。先生は、更年期障害や微小血管狭心症などの女性特有の病気と向き合い続ける、女性外来のパイオニアといわれる方。その初診の様子がとても参考になったのです。

先生の患者さんは、診察の予約の段階で、症状はもちろん、病歴・通院歴・治療内容などをあらかじめ手紙で書いて送ることになっているというのです。先生はその手紙を熱心に読み込んでから、なんと1時間半かけて初診を行っていました。1人の患者さんにそれだけの時間と労力を使えるお医者さんはそう多くないでしょうが、天野先生の「患者の主治医は患者自身。患者は自分と向き合って頭の中を整理することが大切だ」という言葉がとても心に残りました。

書き出せば楽になる

この方法、私たちも参考にできると思うのです。ただ、いきなり長文の手紙をお渡ししてもお医者さんも困るかもしれませんので、ひとまず「いつから、どんな症状があったのか。つらいのはどの部位か」などを、メモにざっと書き出してみるようにしましょう。できれば、書き出したものをわかりやすい順番に並べ直します。現在の症状。ここに至るまでの経過。これまでも同じようなことがあったのか。これまでのそのほかの病歴・治療歴など。

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