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鉄道のグローバル化に挑む創業71年の老舗 【7677】ヤシマキザイ

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海外向けはアジアと欧州に注力する。マレーシア国鉄に納入した架線検測車(提供:ヤシマキザイ)

【上場日(市場)】2019年6月26日(東証2部)
 【設立】1948年10月28日
 【本社所在地】東京都中央区日本橋兜町
 【代表者(年齢)】髙田一昭社長(68)
 【事業内容】鉄道関連部品の専門商社。鉄道車両用電気部品、同車体用品、同車載品をJR各社などに卸売り。産業用電子部品も扱う。海外鉄道向けも展開
 【売上高】370億1400万円
 【営業利益】6億4000万円(19年3月期)
 【公開価格】1280円
 【直近株価】1705円(9月10日)

電車の心臓部である制御装置やモーター、ブレーキなど「走り」を支える部品、快適な車内に欠かせない空調装置。6月26日に東証2部に上場したヤシマキザイは鉄道関連部品の専門商社だ。

創業は戦後間もない1948年。ディーゼル車向けエンジン部品の販売に始まり、日立製作所などメーカーの旧国鉄向け車両用品代理店として、拠点を全国に広げた。

現在では、鉄道向け以外に産業機器用などの電子部品類も扱うが、売上高の9割は鉄道分野。車両用部品を中心に車両基地の設備や鉄道会社が保有する発電所の装置類も販売する。「鉄道関連部品の商社で全国規模でこれだけ多くの商材を扱うのは当社だけでは」と髙田一昭社長(68)は誇る。

髙田一昭社長は海外向け事業の経験が長い(撮影:尾形文繁)

旧国鉄との取引で発展した経緯もあり、鉄道事業売上高の5割がJRグループ各社向けだ。車体用部品など安定的な需要がある中で、創業71年目にあえて上場した目的は、海外展開の強化である。

飽和状態で大きな成長が見込めない国内市場に対し、海外の鉄道需要は新興国を中心に伸び続けている。調達した資金を海外拠点の運営強化に充てて、現在は1割にすぎない海外売上高を、10年後には3割程度に引き上げることを目指している。海外案件への参加を有利に進めることも狙いだ。

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