──日立はかつて約20社あった上場子会社を4社まで縮小した。2018年には日立国際電気もシナジーがないと判断されて切り離され、米投資ファンド・KKR傘下(出資比率6割)となりました。
今回の再編に対してよく耳にするのがハゲタカファンド、血も涙もない親会社、子羊のように従順な子会社という決めつけの構図だ。だが、そうではない。株式売却を迫られたわけではなく、当社としても将来を見据えた選択だ。
そもそも日立とはほとんどシナジー関係がなかった。また日立側から見れば、当時は当社で業績好調な半導体製造装置を抱えていたが、シリコンサイクルという変動リスクもあり、将来はどうなるかわからないというのもあった。
──半導体製造装置事業は分割したうえでKKRが吸収合併し、7月に世界首位の米アプライドマテリアルズに売却されました。一方で新生・日立国際電気は映像・通信専業会社に生まれ変わりました。
社名は変わっていないが、中身は半分になった。これまでは半導体が業績を支える構図だったが、今後は半導体とたもとを分かち、退路を断っていくことになった。
IoT(モノのインターネット)やデジタル化が進む中、4K・8K放送やローカル5Gなどでこれまでの技術を応用し、顧客や社会の課題を解決するソリューションビジネスへシフトを加速したい。
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