【上場日(市場)】2018年10月12日(東証マザーズ)
【設立】2010年12月6日
【本社所在地】徳島県徳島市川内町
【代表者(年齢)】江島淸社長(69)
【事業内容】創薬ベンチャー。特許の切れた既存薬の成分を利用する独自の「モジュール創薬」技術で、安価で副作用が少ない抗がん剤の開発を目指す
【売上高】0億円
【営業利益】▲5億9200万円(19年3月期)
【公開価格】4770円
【直近株価】1819円(6月25日)
がん患者の大半を占める高齢者に十分な治療が行われていない。70〜80代では体力が衰えて抗がん剤の副作用に耐えられず、治療を継続できないのだ。高額治療が多いことも一因だ。
「効果は高いが、体に優しく価格も安い治療なら、高齢患者も受けられる」とDelta-Fly Pharmaの江島淸社長(69)は話す。大塚ホールディングス傘下の大鵬薬品工業で長年、抗がん剤開発に携わってきた経験から「家族に勧められるがん治療の開発」を目指す。
創薬には時間がかかる。新しいメカニズムの場合、基礎研究だけで5年はかかる。医薬品候補化合物を決定し、動物試験を経て人での試験(治験)に進むが、安全性の確認、必要な用量の決定、効果を見定めるための試験を段階的に行うため、基礎研究から承認までに20年近くかかることも珍しくない。しかも成功確率は3万分の1。開発費も数百億〜数千億円を要する。
こういった時間とコストを節約する方法として、同社は新しい創薬手法「モジュール創薬」を考案した。特許の切れた既存医薬品や開発が中断された医薬品を有効成分から組み立て直す独自の方法だ。既存薬を未承認の疾患治療に使おうとする、いわゆるドラッグリポジショニングとは違い、組み合わせに新規性があるため特許も取れるのが特徴だ。
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