前回、人を引きつける話し方をお笑い番組から学べることをお伝えしました。今回は漫才です。漫才の話術を応用すれば、プレゼンテーションやスピーチで聞き手を魅了することができます。それをお伝えしましょう。
漫才といえばボケとツッコミ。その関係を話し方に持ち込むやり方です。話す人がボケ役で、聞き手はツッコミ役です。まるで漫才のやり取りのように相手に話しかけながら、説明していくのです。
前置きはこの辺にして、具体例を示します。ボケとツッコミがいない、ず〜っとしゃべり続ける人のしゃべりはこんな感じです。
「スピーチの際、相手に伝わるようにと、たくさんの言葉を使って話し続けるのは効果がありません。人間は一度にたくさんのことを伝えられても理解ができません。何より休みなく多くの言葉を聞かされるのは、聞いているほうは疲れてしまうものです。いろいろな内容を一気に話すのではなく、1つの内容をしゃべったら、聞き手がその内容を理解するための間をつくるようにするのです。つまり内容と内容の間に黙る時間をつくることが大切なのです」
話の内容はもっともです。でもこれを耳で聞くだけだと説明がスムーズすぎて、ほとんど印象に残りません。驚きや引きつける力が足りないからです。そこで関西の漫才風にボケとツッコミで構成してみます。
ボケ(以下ボ):伝わる話し方のコツはいろいろあるけど、いちばん大事なことって知ってる?
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