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キャリア・教育 #マーケティング神話の崩壊

広告は世の中の嫌われ者に 汚名返上への取り組みはまだ始まったばかり

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iPhoneのApp Storeにおいて、2018年まで2年連続で有料アプリランキングナンバーワンを記録したアプリをご存じだろうか。そのアプリとはアドブロッカー。ウェブブラウザー「サファリ」でウェブサイトを閲覧しているときに、広告を非表示にするアプリだ。

デジタル広告の誕生により、ターゲティング技術が急速に発展した。「行動ターゲティング」といわれる手法によって、企業などは視聴者のサイト閲覧行動をベースに広告を配信できる。

テニスラケットを広告する場合、従来の手法ではテニス関連のサイトやコンテンツを見つけ出す必要があった。しかし、行動ターゲティングを使えば、過去にテニス関連のサイトを閲覧した人や、関連キーワードを検索した人に広告を表示できる。その人がたまたまプロ野球の結果を見ている瞬間でも、テニスラケットの広告を見せられる。広告主も非常に喜んだ。

かつて広告の上手な使い方で知られた人物が、米国の百貨店経営者、ジョン・ワナメーカーである。彼は「広告の半分は無駄だとわかっている。問題はどちらの半分が無駄なのかわからないことだ」という有名なせりふを残した。

広告主のジレンマ解消

インターネット広告が可能にした細かいターゲティングと効果測定の技術は、「ワナメーカーのジレンマ」から広告主を解放することになる。広告主からの支持拡大で、市場は膨らむ。強気になったメディアは研究開発に巨費を投じ、ターゲティングと効果測定に磨きをかけていった。

進化したネット広告は、視聴者にとっても望ましいものになるはずだった。本来は、自分には興味がない野球グローブの広告を見せられるより、興味があり、購入の可能性があるラケットの広告のほうがずっとよいからだ。だが、実際は広告配信の細分化にあまりに比重が置かれ、肝心の広告制作がないがしろにされた。

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