昨年のアジア競技大会で日本勢男子が20年ぶりの個人・団体優勝を果たしたゴルフ。そのチームは、最強のメンバーだったと言われた。日本大学の今野大喜、東北福祉大学の金谷拓実、代々木高校3年(今年から日本体育大学に進学)の中島啓太、東北福祉大学の米澤蓮の4人である。
彼らは、日本ゴルフ協会(JGA)のナショナルチームの一員でもある。ナショナルチームは、有望なアマチュア選手を育成し世界へと活躍の場を広げていく部門だ。いま女子プロゴルフ界で活躍している若手選手にも、数多くナショナルチームの一員だった選手がいる。
そのコーチに2015年から抜擢されたのが、オーストラリアのガース・ジョーンズ氏である。かつて豪州ゴルフ協会のナショナルチームのコーチをし、実績を評価されての招聘だった。
金谷選手は、アジア競技大会の金メダル獲得の後、アジアパシフィックアマで優勝し今年のマスターズ、全英オープンの出場権を得た。マスターズでは、見事に予選突破し58位タイとなった。その金谷が、最初はジョーンズコーチの指導方法に戸惑ったという。
「最初の戸惑いは、ショートゲームに費やす練習量の多さと、ショートゲームに時間が割かれるためにロングゲームの練習量が、今まで自分がやっていた時間より大幅に少なくなることでした。また、練習ラウンドでまったくボールを打たずにコースをチェックしたり、グリーン面を傾斜器で測ったりとか、大変な作業ばかりでボールを打つ暇がなかったですし、今まで全然やってこないことでしたから、すごく戸惑いました」
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