マスターズがやってくると春を感じさせる。今年は、松山英樹、小平智、今平周吾、そしてアマチュアの金谷拓実の4選手が出場する。
1934年に始まったこの大会。実は、当初はギャラリー数もなかなか少なかった。第2回大会で、ジーン・サラゼンがダブルイーグル(現在の15番ホール、パー5の第2打が入った)して優勝にこぎ着けたとき、「あのときグリーンの周りには、50名ほどのギャラリーしかいなかった」とサラゼン本人から聞かされたことがある。
今年、4日間通しのシーズンチケットが、いわゆるダフ屋値段で1万ドル前後だという。タイガー・ウッズが復活したことが高騰の大きな原因だといわれている。
34年大会で、正規の料金が5ドル。35年が5ドル50セント。10ドルになったのは、46年だった。僕が初めて取材した74年で、30ドル。100ドルになったのは、93年からである。
2009年で、ようやく200ドル。15年になって325ドル。今は、375ドルである。それが、ダフ屋だと1万ドルのプラチナチケットとなる。
実は、マスターズのチケット販売は、過去から継承される。新規販売は、今ではマスターズ委員会が、ネットで抽選販売するのみ。ダフ屋が手に入れるのは、チケットを持っていても観戦しないチケットホルダーから手に入れるルートが多い。そのときに、必ず借用書を交わす。販売しておらず貸し出したという大義名分である。
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