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元ウーバーの名物起業家、次の一手は「食」と「アジア」 昨年3月にベンチャーファンドを設立

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ファンド設立やサービスの立ち上げなど、カラニック氏の動きが本格化している(ロイター/アフロ)

トラヴィス・カラニック氏といえば、ライドシェア・サービスのウーバー・テクノロジーズ共同創業者として有名だ。だが、その傲慢な態度と同社を男女差別に満ちた文化でまみれさせたなどとして、2017年にCEO(最高経営責任者)の地位を追われた。同年には母親をボート事故で亡くすなどして個人的にも不幸に見舞われ、それ以来あまり名前を聞くことがなかった。

ところがここ数カ月、カラニック氏の名前が再び目立つようになっている。

同氏の活動再開が本格化したのは、18年3月に自身のベンチャーファンド「10100」を設立したときだ。カラニック氏は今でもウーバー株を7%保有しているとされ、4月現在の資産は58億ドルにも達する。42歳とまだ若い同氏が、潤沢な資金をほかのスタートアップへ投資しようとするのも当然のことだろう。

また同氏は、ウーバー株の売却で得た14億ドルを投じ、フードデリバリー支援サービス「クラウドキッチン」を立ち上げた。同社は、不動産開発を手がけるシティー・ストレージ・システムズ社の子会社として設立。カラニック氏は18年、シティー社の過半数株を1億5000万ドルで買い上げ、現在はCEOを務めている。

実はシティー社はもともと、クラウドキッチンという名称でレンタルキッチンを運営していた。カラニック氏による新クラウドキッチンは、旧事業を大がかりにするもようで、すでにヨーロッパやアジアへの進出も伝えられている。クラウドキッチンのビジネスモデルは、デリバリービジネスを拡張したいレストランやデリバリー専門のシェフらに、キッチンを貸し出すもの。オペレーションを管理するための独自ソフトも提供する。食事のデリバリーサービスは米国で注目を浴びており、都市部ではバラエティー豊かな食事があらゆる所に届く。

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