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ライフ #必ず伝わる最強の話術

すべりに注意!「立て板に氷水」 危険なマシンガントーク

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  • 松本 和也 プレゼン・スピーチコンサルタント、元NHKアナウンサー
まつもと・かずや●音声表現コンサルタント・ナレーター。1991年、NHKにアナウンサーとして入局。2016年から株式会社マツモトメソッド代表取締役。

NHKを退職して間もなく3年、ビジネスの最前線に立つさまざまな業界や企業の方のプレゼンテーションを聞いてきました。そんなとき、いつも疑問に思うことがあります。それは、「自分の話が理解されているか、心配ではないのかな」ということです。

とくに心配なのは、マシンガントークといわれる、駆け抜けるように話すプレゼンです。

自分でも話すことに自信があるのでしょう。意気揚々と楽しそうに話す人、クールに次から次へと情報を並べる人などいろんなタイプがいます。テレビで時代の寵児といわれている人の話し方も、マシンガントークなことが多いです。

確かにこういう人は口が回るので、聞いているときは「へぇ、すごいなぁ」と思わされてしまいます。一方で、そんな話し方だからこその最大の弱点があります。それは、数分後「何の話だったっけ?」と思い出そうとしても、断片的にしか頭に浮かばないこと。

聞いている人は1つの話を理解する前に次の話をされるため、記憶に残らないのです。せっかく話したことが覚えてもらえていない。はたして、そのマシンガントークには意味があったのでしょうか?

とはいえ、そんなマシンガントークをしてしまう人にも気の毒な面があります。それは、周りの人が「わかりにくいんだけど……」と指摘しにくいことです。理由は何となく想像はつくでしょう。口が回る、次々に言葉が出てくる人は、頭の回転が速く見えますよね。聞いている人からすると、そんな人の話の途中で「わからない」などと口を挟むと反撃されるかもと思ってしまう。結果的に、黙ってその人の話を延々聞いてしまうことになるのです。

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