「録音して自分の話し方と向き合いましょう」と繰り返しお伝えしてきました。前回までは、録音を聞き直すときの注意点「早口にならないように気をつける」「話す文章は短くする」の2点をアドバイスしました。今回のテーマは、文を長くしないためのポイントです。
文が長くなる原因を考えてみましょう。自分が話しているときの心の中を思い出してみてください。
多くの方は、「普通に話していると『なんとなく』文が長くなってしまうんですよね」と言います。気持ちはわかりますよ。意識しないと私もそうですから。
普段の会話はそれでいいと思います。問題はビジネスでの会話。時間の限られている中、できる限り端的に話すのは、大切なビジネスマナーですよね。
さて、「なんとなく」の部分を少し考えてみましょう。例えばこんなやり取り。
係長「今日2時からの会議は、予定どおり実施するの?」
部下「あの〜、実は今日なんですけど〜、決裁者である部長は急な出張が入ってしまって不在でして〜、一応ほかのメンバーは資料もそろえて準備はできているんですけどぉ、決裁者がいない中でやっていいのかなぁと……」
こんなふうに部下に答えられると、気が短い係長なら「で、やるの? やらないの⁉」とイライラしてしまうかもしれません。部下が係長に伝えたかったことをまとめると、こうです。
「今日予定していた会議は、決裁者の部長が急な出張で不在になったため、中止すべきか、それとも資料が準備できているので、決裁できるかは別として開催すべきか、判断がつきかねている」
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