前回までにお伝えしたのは、「嫌でも録音しましょう」「早口は百病のもと」の2つでした。
今回お話しするのは「話す文はとにかく短くする」ということです。「とにかく」というのがポイントで、これは私が皆さんに必ず伝えていることです。
話し言葉は、文が長くてわかりにくいことはあっても、短くて怒られることはありません。これを心がけるだけで聞いていてわかりやすい表現になります。
例えば、私を使った自己紹介の例をお見せしましょう。文字を、頭の中で音声に変換してみてくださいね。
「え〜、私ぃ、松本和也と申しましてぇ、1991年からNHKでアナウンサーをしておりましたがぁ、2016年の6月に退職しましてぇ、翌7月からビジネスパーソンの皆さん向けに説得力あるプレゼンテーションやスピーチを教える仕事をしておりますけれどもぉ、本日は現役時代に実際に使っていた話し方のテクニックに絞ってお話しさせていただけたらなぁというふうに考えておる次第でございます」
こんな自己紹介を聞いたことはありませんか? 「チコちゃんに叱られる!」的に言うと「ボーッと聞いていれば」それほど問題ないと思うかもしれません。ではこれと比べてみると、どうでしょう。
「私、松本和也と申します。1991年からNHKのアナウンサーをしておりました。その後2016年6月に退職。翌7月からビジネスパーソンの皆さん向けに説得力あるプレゼンテーションやスピーチを教える仕事をしております。本日は現役時代に実際に使っていた話し方のテクニックに絞ってお話をさせていただきます」
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