今回は送別会や歓迎会で「一言ごあいさつを」と言われたときの乗り切り方をお伝えします。
まず、最初のコツは「いろいろ話そうとしないこと」。例えば、結婚披露宴のスピーチで、両家へのお祝い、今日の天気、前に行われたスピーチの感想、参列者がいかにすばらしいか、自分がどれだけ緊張しているか、などと長々としゃべっている人を見たことがありませんか? そんなとき、「で、肝心の新郎新婦の話はいつになったら出てくるの?」なんて思ったことはないでしょうか? スピーチでもあいさつでも、何より大切なのは「長くならない」こと。そして、本題を最初に話すことを心がけてください。その「本題」は何か? 送別会でしたら、決まっています。今までの感謝と新天地へ向かうに当たっての激励、この2点です。シンプルに考えれば、内容がどうであろうと「ありがとうございました。これからも頑張ってください」と言えば、とりあえず格好がつくのです。ここさえ忘れなければ、何が言いたいかわからないあいさつにはなりません。
次に考えるのは、送られる方のエピソードです。ポイントは、「その人らしいなぁ」と思えるような具体的な話をすること。「○○さんは仕事ができて、頼りがいもあって、家庭的で……」など誰でも言えることを並べていると、聞いた人の心に残るあいさつにはなりません。その人が持っている長所の中で、いちばん心に残るものに絞り込むのです。
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