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政治・経済・投資 #歴史の論理

日本人の安易な隣国認識を改めよ 物事の見方・考え方自体が日本とは異なる

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  • 岡本 隆司 早稲田大学教育・総合科学学術院教授

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朝鮮半島情勢に疎い筆者にとって、ダイヤモンド・オンラインの「韓国ウォッチ」は、愛読・必読コラムの一つである。元駐韓大使・武藤正敏氏の豊富な実務経験を生かした言説が鋭い。透徹した洞察と識見にはかねて感服しきり、小欄の構想・起草にあたっても、たえず参照してきた。

本誌に連載しながら、このようにしばしば他誌の記事を引くことがあって、はからずも営業妨害になりかねない。あまり褒めてばかりだと本誌にもいささか悪いので、今回は少しだけ抵抗(?)を試みたい。

日本人には正論だが…

昨年11月1日付の「徴用工判決」に関する記事である(https://diamond.jp/articles/-/184010)。あいかわらず大いに参照した論説ながら、このたびは少し違和感が残った。当初なぜそう感じたのか、よくわからなかったものの、小欄第101回を書いたうえで、あらためて読みなおすと、ようやく腑に落ちたような気がする。

どうも理由は、末尾のこのくだりにあるらしい。

「日本は、戦後の韓国の復興のため誠意をもって協力してきた。だが、韓国ではそうした事実はほとんど語られていない。むしろ意識的に隠ぺいされてきた。筆者は韓国に感謝してほしいから言うのではない。戦後の日本の協力を理解すれば、韓国は日本と(ママ)関係について直視できるようになると思うから言っているのだ。韓国の人々は、戦後の日本の協力の歴史について、もっと学んでほしいと思う。」

武藤氏によれば、「韓国は日本との関係について直視」していないらしい。ここには、「直視」することが是、「意識的に隠ぺい」することが非であり、「協力の歴史」を学んでしかるべきだとする主張がある。

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