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感じとれない韓国の「友情」 北朝鮮を支持し、日本の意向に背いてはばからない

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  • 岡本 隆司 早稲田大学教育・総合科学学術院教授

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「友情のつとめを果たすには互いに何斗もの塩を食らわなければならない」

たしかキケロの箴言(しんげん)だったように思う。人間関係には利害がつきもの、朋友といっても、親子・夫婦と同様、まったく打算のない関係はありえない。無償の愛情・友情というのは、理想ではあっても、現実の人間世界では、あまりにきれいごとすぎる。

近しい仲だからこそ、いいときばかりではない。相手がよく見えて、短所が目につくからである。

国と国との関係も、人間関係と同じである。いつ、どのように悪化するか、わからない。もちろんはじめから、犬猿の仲というのもありうるし、調子が良くても、途中から怪しくなることもある。

だから良好な関係を続けるには、「互い」のリスペクトが欠かせない。そんな心情を引き出す行動が、「果たす」べき「つとめ」なのだろう。

感情ばかりではすまない

国どうしの友情は、制度的にいえば同盟・連合というかたちをとることが多い。昔の漢語的ないいまわしでは、「与国」という。与党の「与」、くみする、味方する、の意味であり、友好国と訳す場合もある。だからやはり友情が大事ながら、感情ばかりではすまない。そこには「つとめ」があるわけである。

日本に関わるそんな「友情」は、日米同盟だろうか。以前はたしか日米安保と呼んでいた。安保条約とは、敗戦国の日本を戦勝国の米国が守ってやるという上下関係である。それが「同盟」という呼称にかわってきたのは、一方的な上下関係を対等の友人関係に代えたにひとしい。

それなら「同盟」「友情」を維持するには、長期的に自らの「つとめ」を自覚し、「果たす」必要がある。転変常ない目先の事象・局面ばかりにとらわれては、とても続かない。双方には往々にして、理解不足・心ない発言・横暴なふるまいも出てくる。それを克服するには、やはり「互いに」「つとめ」なくてはならない。

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