毎週末、東京・有楽町のアディダス直営店には数十名の20〜40代女性が集結し、汗を流す。彼女らの目当てはランニングやヨガ、ピラティスなどのスポーツ体験だ。
このコミュニティはスポーツメーカー大手・アディダス ジャパンが立ち上げた「Me CAMP」(ミーキャンプ)。商品だけでなく、女性がスポーツを楽しむ環境を提供する取り組みだ。定番スポーツからバイクエクササイズまで、内容はさまざま。専属トレーナーの指導によるレッスンを無料で体験できる。
昨年は54回開催し、延べ1600人が参加した。ある参加者は「今までやったことがないスポーツを経験できた。イベントを通じて一緒にランニングをする友人ができた」と笑顔で語る。
アディダスが女性向け商品に本腰を入れ始めたのは2016年。2月にミーキャンプを開始し、女性専用ランニングシューズも発売。3月、4月には女性向けの専門店を博多、有楽町にオープンした。広告塔には女優の榮倉奈々を据え「女性向けのアディダス」を強くアピールしてきた。
17年も女性客の囲い込みに力を入れる。2月には10代後半から20代前半を狙い、人気のブランド「マウジー」と共同開発したウエアを販売。ミーキャンプも大幅に内容を拡充し、年間2000人の参加を目指す構えだ。
女性向け事業を統括する山田恭子氏は「日常的にジムに通うなど、女性がスポーツに親しんでいる。ミーキャンプの反響も予想以上だった。放っておく手はない」と話す。
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