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フィットネスに通う人が増えると株が上がる? グラフ化してみたら見事に連動!

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  • 吉野 貴晶 マネックス証券チーフ・マーケット・アナリスト 兼 マネックス・ユニバーシティ 投資工学研究学長

株価と身近な日常生活での変化は、実は密接に関係している。たとえばフィットネスクラブもその1つだ。

新年度を迎えたこともあって、健康のためにとフィットネスクラブに通い始める人も多いだろう。通うにはおカネがかかる。決して安い金額ではなく、余裕がなければ通えない。ここでふと浮かんだのが、「フィットネスクラブに通う人が増える→所得が増えている→景気がいい(株価が上昇)」という仮説だ。

筆者はこれまでも身近な事象と株価の関係について、さまざまなデータを基に調査してきた。今回はフィットネスクラブと株価について考えてみたい。

使うデータは経済産業省が公表している「特定サービス産業動態統計調査」。ゴルフ場や遊園地・テーマパークなどのサービス産業について調査したデータだ。フィットネスクラブについては毎月の会費収入や食堂や売店の売り上げ、利用者数、指導員数などが公表されている。

今回はフィットネスクラブの利用者数をグラフ化し、日経平均株価の推移と重ねてみた。すると見事に連動する。金銭的に余裕が出ると利用者が増えるのはもちろん、好景気で仕事が忙しくなると、リフレッシュのために体を動かしたくなり、フィットネスクラブに通おうと考える人が増えるという面もあるだろう。

さて、特定サービス産業動態統計調査には「外国語会話教室」の調査データもある。こちらも習い事としてメジャーなものだ。フィットネスクラブと同様に、試しに受講者数の推移を日経平均のグラフと重ねてみた。が、まったく一致しない。むしろ株価トレンドとは逆の動きに近い。

外国語会話教室に通うのにもおカネがかかる。景気と連動しないのはおかしいのではないか。ただ考えてみると外国語教室に通う動機としてはスキルアップがあるはずだ。景気が後退し先行きが不透明になると、スキルを身につけて乗り切ろうと考える人が増える。スキルアップの代表が英会話など語学とすれば、景気と反対の動きをする可能性はある。

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