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習近平政権も発足から3年半、2017年に行われる中国共産党党大会まで余すところ1年。今年10月27日、4日間の日程で終わった六中全会(中国共産党第18期中央委員会第6回全体会議)は、習近平国家主席を党中央の「核心」と位置づけた。これは、毛沢東・鄧小平・江沢民に冠せられた呼称だそうである。それほどに高い地位・権威に上り詰めたか、とメディアを騒がせた。
もっとも、建国・改革開放・高度経済成長という先の3人に比べれば、習近平の業績はかなり見劣りがするので同列に論じられない、という意見もある。むしろ「集団指導体制」の堅持を明記したところから、彼自身の権力伸長は掣肘(せいちゅう)を受けると見るのだ。
先行きはこのように、相変わらず見通しがたい。主席就任当初、その手腕が未知数だった習近平が着実に地歩を固め、一定の成果を上げてきたのは誰の目にも明らかである。だからといって、その実績が手放しの称賛に値するかといえば、首をかしげざるをえない。見方が分かれるゆえんなのだろう。
権力の見せつけに成功
確かに、習近平の政策に目新しいものがあるわけではない。軍備拡張や対外膨脹の路線も前政権を引き継いだものだし、反腐敗もすでに「腐敗」の危険は自覚され、その対策も実施されていたことだった。言論の統制も、中国の政府には多かれ少なかれ付きものである。
しかし既成の政策であれ、いずれも実行は徹底している。反腐敗は広汎なキャンペーンを張って、官僚たちを沈黙させた。言論統制は自分を誹謗(ひぼう)する本を出した書店にまで弾圧を加えたし、対外膨脹は東シナ海・南シナ海での強硬姿勢のみならず、「一帯一路」などプロパガンダにもその意を用いている。こうして、権力の行使・改革の断行を当局と民衆に印象づけることに成功した。「核心」という称号は、その賜物ではあろう。
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