長期間にわたる、組織ぐるみの偽装だった可能性が高まってきた。
東洋ゴム工業のデータ偽装で不適合(性能不足)の免震ゴムは55棟に納入されていたことが確定していたが、同社はさらに大阪市中央公会堂など90棟に納入されていた事実を4月21日に発表した。
また、不適合の製品が出荷されていた期間は1996年4月からと、実に19年間の長期にわたったことも判明。データ不足で製品性能が判定できない物件も9棟ある。
会社側は当初、データを改ざんしたのは製品開発担当の1人と説明。個人の問題であったかのようににおわせていた。しかし、今回の追加調査により、免震データの検査に携わった4人が不正に手を染めた可能性が出てきた。
同社は、2007年の断熱パネル性能偽装問題を受け、社長直轄の品質監査室を設置。その後、品質保証部と名称を変え、不正を起こさない体制作りを目指したはずだったが、機能していなかった。
不正が見逃された理由、再発防止策、関与した社員の処罰などは、外部の大手法律事務所の調査報告を待ち5月上旬をメドに公表する方針だ。
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