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有機EL、日韓バトル 「アップル採用」で激震

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サムスンは世界で唯一、スマホ向け有機ELパネルの量産に成功。写真は「Galaxy S6 edge」

年間2億台超の販売台数を誇る、米アップルのスマートフォン「iPhone」。業界随一の“勝ち馬”に部品を供給することによって、利益を上げている日本メーカーは多い。

だが、ここにきて、足元の好調に水を差すような話が持ち上がった。アップルが2018年メドに、iPhoneのディスプレーに有機ELパネルを採用するとの観測が、大きく取りざたされたのだ。

現行機種のディスプレーには液晶パネルが採用されており、日本のジャパンディスプレイ(JDI)とシャープ、韓国のLGディスプレイの3社が供給している。

有機ELパネルは、液晶に比べ、薄型・軽量で省電力、画質がより鮮明である点などで強みを持つ。ただ、生産技術が複雑で、これまでに量産化に成功したのは、韓国のサムスングループとLGの2社のみ。サムスンは自社のスマホ「ギャラクシー」向け、LGは自社のテレビ向けを中心に生産・販売している。

JDIやシャープも有機ELの研究開発を続けているが、量産化にはこぎ着けていない。「生産におけるロスが大きく、採算が合わない。(液晶に比べ)寿命が短いという問題もある」(シャープのデジタル情報家電事業本部・宗俊昭広事業部長)ためだ。

日本勢は間に合うか 

韓国勢に大きく後れを取ってきた日本メーカーは、15年1月にソニーとパナソニック、JDIの有機EL事業を統合させ、JOLEDが発足。韓国2社の主戦場を避け、タブレットやパソコン向けで活路を探っている。

が、有機ELパネルの市場規模約1兆6000億円(15年見込み、IHSテクノロジー調べ)のうち、約1兆3000億円はスマホ向けだ。ここに食い込まなければ、大きな成長は望めない。

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