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FRBは12月利上げを模索 利上げ実施ならドル高円安が進む

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FRB(米国連邦準備制度理事会)は慎重になりすぎている。

中国経済減速の影響は周辺諸国に広がり、米国の輸出先にも影響を与えた。しかし米国経済は堅調だ。失業率は5.1%と、2004年に利上げを始めた水準まで低下した。ただインフレ率が低いままであるため、FOMC(米国連邦公開市場委員会)メンバーの意見が割れている。

年内の利上げはもうない、と見ている市場関係者もいるが、私はまだチャンスがあると思っている。

理由の一つは12月のFOMC(15~16日)までに雇用統計の発表が2回あることだ。10月、11月の非農業部門雇用者数の増加がいずれも15万人程度にとどまるなら、利上げは見送られるだろう。逆に、20万人程度が続けば、利上げは開始されると見ている。8月、9月の雇用統計はよくなかったが、新規失業保険申請件数など雇用関連の指標は強く、一時的な統計のブレであった可能性がある。

もう一つの理由は、FOMCの意見が割れているといってもキーパーソンはイエレンFRB議長、フィッシャー副議長、ニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁の3人であり、彼らは依然として年内の利上げを模索していることだ。

3つ目の理由は市場のボラティリティ(変動率)が低下してきたことだ。9月の利上げ見送りの理由は、中国ショックによる国際的な市場の動揺だった。ただ足元では、市場は落ち着いてきている。

10月27~28日のFOMCで利上げに踏み切る可能性はないと見ている。カギとなる経済指標がまだそろわないし、イエレン議長による会見もないからだ。

利上げ見送りでも114円まで 

12月に利上げが行われたら、いわゆるリスクオン相場になるだろう。世界経済は米国を中心に大丈夫との見方が市場に広がり、株が買われて、新興国通貨も買い戻されるだろう。結果的に円売りも進みやすくなり、ドル高円安相場となる。この場合、1ドル=126円まで進む可能性がある。

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