いつか来た道? ベンチャー支援が乱立 政府、民間各方面から支援が相次ぐ
民間からの支援も活発
提言のみならず、民間によるイベントでベンチャーを支援する動きも活発だ。
民間イベントで古株の存在は、VCのインフィニティ・ベンチャーズLLPが運営する「インフィニティ・ベンチャーズ・サミット(IVS)」。年2回、春は札幌市、秋は京都市で行われ、今年5月22~23日に札幌で行われた春の回は、前身の時代から数え20回目の開催となった。
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5月22~23日、札幌市で行われた「IVS」は今回で20回目
IVSの運営責任者である小林雅共同代表パートナーは「若手も含めた注目起業家や、有力ネット企業の経営者らが一堂に会する場を作り上げているため、非常に熱量の高い場になっている」と話す。
ほかにもイベントでは、新経済連盟が運営する「新経済サミット2014」、グロービス経営大学院学長の堀義人氏が代表理事を務めるG1サミットが運営する「G1ベンチャー」が有名だ。ともに今年4月に行われ、新経済サミットは今年が2回目、G1ベンチャーは初開催だった。
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4月29日にグロービスで行われた、初開催の「G1ベンチャー」
G1ベンチャーを取り仕切る堀氏は「日本版ダボス会議」と銘打ち、G1の冠がつくイベントを6つ手掛けている。堀氏は政界の人脈も手広く、今回のG1ベンチャーでは甘利明経済再生担当相が基調講演を行った。
「今後の日本と世界を担うリーダーたちが学び、交流する場の提供が目的。そのため参加者はIT系に限らず、政治家も交えたマルチステークホルダーでやっている」(堀氏)
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