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2020年、意外なところからバブル崩壊は始まる ウォールストリートの一部も巻き込まれる?

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  • 小幡 績 慶応義塾大学大学院教授

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ITバブルが弾け、茫然自失のトレーダー。2020年はどんな年になるのか(2001年のNYで、写真:AP/アフロ)

「株は高すぎる」「世界中の中央銀行による債券バブルだ」「アベノミクスは中身のないマーケティングキャッチコピーだからすぐに行き詰る」「ビットコインはバブルそのものだ」。

私はここ数年、数々の資産市場の過熱現象を指摘してきた。長いものに巻かれるという世間の風潮に反発していたからではない。単に、事実を指摘してきたまでだ。

株とオリンピックは全くの無関係

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しかし、これらのバブルは、いくつかの仮想通貨(暗号資産)以外は破綻しなかった。ビットコインでさえ、いまだ一定の価値を残している。

そのほかの資産市場のバブルは、バブルとしては僅かではあるが、むしろ膨らみを増した。私の悲観予想は外れたのである。

なぜ私の悲観予想は外れたのか。理由は一つだ。2020年に当たるからである。バブルはついに2020年崩壊する。

なぜか。東京オリンピックが終わって株が下落するからではない。素人はオリンピック、オリンピックと騒ぐが、株とオリンピックは全くの無関係。また、不動産は訪日観光客がらみの特殊なエリアが上昇したこともあったが、不動産はすでにピークアウトしている。オリンピックまで、などと言っているのは無知の極みで、お祭り騒ぎが終わったときにはもう下落は進んでいるのである。しかし、日本人はいつからこんなに祭り好きになったのだろうか。

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【日銀が最後の買い手の国債バブルは崩壊しない】

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