伝説の名車「デロリアン」開発者の破天荒人生

映画「ジョン・デロリアン」が栄枯盛衰を描く

12月7日公開予定の映画『ジョン・デロリアン』は、伝説の車デロリアンを生み出した天才エンジニア、ジョン・ザッカリー・デロリアンの半生を描いている(東洋経済オンライン読者向け試写会への応募はこちら) ©Driven Film Productions 2018

1985年公開の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場する、クリストファー・ロイド演じるエメット・ブラウン博士(通称ドク)は、自分の愛車デロリアン(DMC-12)をタイムマシンに改造する。

11月28日(木)に独占試写会を開催します(上記バナーをクリックすると応募画面にジャンプします)

どこか近未来感あふれるステンレス製のボディーに、まるで翼を広げるように開くガルウィングドアを持つデロリアンをドクが選んだワケを、「カッコいいタイムマシンを作りたかった」とドクが語っていたことを思い出す。映画を観た観客はそのシルエット、スタイルに夢を感じ、だからこそ時を経た今でもデロリアンという車は多くの人に愛されてきた。

12月7日公開予定の映画『ジョン・デロリアン』は、そんな伝説の車デロリアンを生み出した天才エンジニア、ジョン・ザッカリー・デロリアンの華やかな半生の光と影と、その裏に起こったコカイン取り引き事件などを描き出す驚愕のミステリーである。

バック・トゥ・ザ・フューチャーの”タイムマシン”

「事実は小説より奇なり」という言葉があるが、ジョン・デロリアンの人生もまた、数奇そのものだ。1925年デトロイト生まれの彼は、クライスラーが主宰するエンジニア養成学校で学んだ後、パッカードを経て、アメリカの大手自動車メーカーGMに移籍した。

そして、それまで高齢者向けだった同社の車のイメージを、「ポンティアックGTO」といった車を開発して若者向けにシフトチェンジ。その手腕が高く評価される。やがて若くして同社の取締役、副社長にまで上り詰めていった。仕事と美女を愛し、派手なセレブ暮らしを送ったジョンは人々の羨望の的だった。

だが、その名声とは裏腹に、もの作りの現場に戻りたい、自分の理想の車を作りたいという思いは膨らんでいく。そこで彼はGMを退社し、自分の作りたい自動車を作る会社デロリアン・モーター・カンパニーを立ち上げる。本作の物語の時代背景も、まさにこのあたりが中心となる。

次ページキーパーソンは隣人のホフマン
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 井手隊長のラーメン見聞録
  • 映画界のキーパーソンに直撃
  • トクを積む習慣
  • iPhoneの裏技
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
半導体狂騒曲<br>黒子から主役へ

情報通信に欠かすことのできない半導体。可能性は広がる一方、巨額のマネーゲームの様相も強まっています。国の命運をも左右し始めている激動の業界。日本と世界で今何が起こり、どこに向かおうとしているのかに迫ります。

東洋経済education×ICT