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キャリア・教育 #同調圧力に負けない生き方

50歳を過ぎたら無理な運動をすべきではない やりすぎは、かえって健康を害する

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  • 江口 克彦 一般財団法人東アジア情勢研究会理事長、台北駐日経済文化代表処顧問

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無理な運動をしていませんか?(写真:bluestone / PIXTA)
松下幸之助氏(パナソニック創業者)のもとで23年側近として過ごした江口克彦氏。若手ビジネスパーソン向けの連載として好評だった「上司と部下の常識・非常識」に続いて、「50歳からの同調圧力に負けない人生の送り方」について書き下ろしてもらう。

歳を取ると、足腰が弱くなる。だから、運動をしろ、という同調圧力は強力なものがある。ある人は、毎日ジョギングしなさいと言う。ジムに通ってランニングマシンで走りなさいという人もいれば、プールに入って歩きなさいという人もいる。確かに、そうかもしれないが、では、その根拠は、どこにあるのか。

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そもそも以前しきりに言われた「毎日1万歩以上歩け」はどうなったのだろうか。30年ほど前のことだと思うが、あの頃は「1万歩運動」ということで、老いも若きも、男も女も、歩け歩けとばかり、早朝のまだ薄暗いときから、寒い冬のさなかも歩き、また夜中もライトを持って、あるいはヘッドライトをつけて集団で歩き回っていた。

医者や医学評論家の責任は?

ところがいつしか、あまり見かけなくなった。そればかりか、「1万歩は歩きすぎ。体に良くない。まあ、8000歩で十分です」とのたまう先生もいるようだ。

そもそも、1万歩という数字と健康には直接の関係があるはずもない。いったい誰が1万歩と言い出したのか、その責任を追及するほど暇ではないから調べるつもりはないが、健康情報というのは次々に現れては、われわれを幻惑する。無責任このうえないと思う。

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【5000歩は少ない?】

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