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夫の隣で起業する30代女子の「小さな野心」 人生100年時代こそ目の前の現実に疑問符を

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  • 村上 萌 コミュニティメディア「NEXTWEEKEND」代表

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「社長」「サッカー選手の妻」という2つの役割を軽やかにこなす、ライフスタイルプロデューサー村上萌氏の働き方とは?(写真:平本泰淳)
女性のライフスタイルはどう変わっていくのか? ベストセラー『ライフ・シフト』では、長寿化によって家庭生活における既存の価値観が変容すると示唆された。メディアブランド「NEXTWEEKEND」を主宰するライフスタイルプロデューサーの村上萌さんは、起業家であり、プロサッカー選手の夫を支える妻でもある。「生活の延長線上に仕事がある」という村上さんのライフスタイルについて聞いた。

「次の週末」を作れる人に「100年人生」は長くない

『ライフ・シフト』は11万部のベストセラーとなっている(書影をクリックするとアマゾンのページにジャンプします)

私は、リーマンショックが就職活動期だった世代なんです。当時、成功者のモデルケースとして読まれていた本は、「夢から逆算しよう」「50年後の目標に向けて行動しよう」というものが多かった。でも、それはかつての寿命に合わせて書かれた本。『ライフ・シフト』にもありますが、今後はもっと寿命が長くなり、変化も速くなると思いますし、もう50年後から逆算することも、今と結び付けることも難しい。

重要なのは、変化の中で自分がどう変わっていくかということだと思います。50年後はわからないけれど、ちょっと先にやりたいこと、小さな野心を具体化していくこと。「NEXTWEEKEND」では、その野心を「週末野心」と名付けて、次の週末にどうかなえるかを提案し、実行するためのプロデュースをしているんです。

たとえば「10年ぐらいずっと屋久島に行きたいと思ってるんだよね」と言う人がいますよね。でもそれ、具体的に調べれば飛行機の時間もわかりますし、意外と近い。幻想ではなく、次の週末に行けますよ、と。環境や周囲のせいにして、できないと思って過ごすのではなく、次の週末はこうしよう、次の1年はこうしようと重ねていく。そんなふうに時間を作ってゆける人にとっては、きっと「100年人生」は長いものではないんじゃないかなと思います。

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【100年続くからこそ戦略が大事】

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