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お見合いは、何人目から本気を出すべきか?
出会いをモノにする方法、あえて「見送る」ことの意味

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  • 安田 洋祐 大阪大学大学院経済学研究科教授

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限られたチャンスを、有効にモノにするために

著者:安田洋祐(経済学者、政策研究大学院大学助教授) 撮影:尾形文繁

春はちょっぴり心がウキウキする出会いの季節。特に先月は、大学では新入生、企業では新入社員の歓迎会が、連日行われていた。

これから所属するのは、どんなゼミやサークル、職場、部署だろう。新たな環境には、ひょっとすると、人生を変えるような運命的な出会いが待っているかもしれない。多くの新人の方たちがそんな期待を胸に過ごされたのではないだろうか。

今回は、そんな「出会い」に注目してみよう。この春の出会いはもちろん、限られたチャンスを、できるだけ有効にモノにする方法を、経済学的に考えていく。

以下にご紹介するのは、経済学やオペレーションズ・リサーチの分野で「お見合い問題」(または「秘書問題」)と呼ばれる理論分析だ。

これはざっくり言うと、事前情報のない複数の相手と1人ずつ順々に「お見合い」していくときに、「何人目の見合い相手までを見送り、何人目から真剣に結婚相手を探し始めるべきか」を考える問題だ。

「見送る」というのは、どのような相手が現れても、その相手のことは選ばず、ひたすら情報収集に努めるフェーズを指す。また、お見合いの上限回数は決まっていて、相手の順番はランダムであることとする。

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