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ベネッセ原田氏の無念、プロ経営者が退場 原田氏はトップ在任中に何を成し遂げたのか

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5月11日の決算会見で退任を表明した原田泳幸氏。高額な報酬に見合った成果を上げたのか(撮影:梅谷秀司)
当記事は「週刊東洋経済」5月28日号(23日発売)からの転載記事です

就任からわずか2年、プロ経営者は再び業績不振のまま、その職を降りた。

ベネッセホールディングスは5月11日、原田泳幸会長兼社長(67歳)が6月25日に退任すると発表した。3期連続の減収減益が決定的となり、「トップの責任、けじめをつけるため」(原田氏)に退任する。

原田氏はアップル日本法人や日本マクドナルドホールディングスのトップを歴任。特にマクドナルドでは、低迷していた業績を一時的に改善させた手腕が高く評価されて、創業家の福武總一郎氏に請われ、2014年6月、ベネッセHDの社長に就任した。

情報漏洩の打撃から立ち直れず

ところが就任直後の2014年7月に、2895万件の顧客情報の漏洩事件が発覚。事件以前から、中核事業である「進研ゼミ」「こどもちゃれんじ」の会員数は漸減傾向にあり、この漏洩事件で拍車がかかった。国内会員数は事件前の365万人から243万人まで激減した(左図)。

原田氏は退任の理由について「“逃げるのか"と言われるかもしれないが」と前置きしたうえで、「社員が筋肉痛を起こすようなリーダーシップが必要な変革の時期は終わった。実行のフェーズはベネッセでの長い経験を持った次の経営陣に任せても大丈夫だと判断した」と説明した。

原田氏の言う“変革”とは、同社がここ1年ほど開発を進めてきた、「進研ゼミ+(プラス)」という新たな教材だ。紙のテキストとiPadのデジタル教材を選べるシステムで、今年2月から全国で体験会を実施してきた。

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【原田氏が進めてきた改革の成果は?】

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