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織田信長「桶狭間の戦い」前夜に見せていた奇策 因縁の強敵・今川義元とどのように戦ったのか

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でね、パパ・信秀が死んだらね、織田の家臣が信長を裏切ってね、お城ごと今川のほうについちゃってね、いくつかのお城が、今川のものになっちゃったの。具体的には、「鳴海城(なるみじょう)」「大高城(おおだかじょう)」などです。

前回、信長が尾張国を〝ほぼほぼ平定した〟

と表現したと思うんですが、一部のお城は、今川のものになっちゃってたからなんですね。

となれば、そのお城たちを今川から取り戻したい信長さん。

奪われたお城のまわりにいっぱい砦(とりで。ちっちゃい城)を築いて、そこにいる今川のやつらの行動を監視したり封鎖したりし始めたんです(一応、書いときます。「鳴海城」の近くには、丹下砦、善照寺砦(ぜんしょうじとりで)、中島砦(なかしまとりで)。「大高城」の近くには、丸根砦(まるねとりで)、鷲津砦(わしづとりで)。全部で5つ)。

そしたら、

今川義元「織田んとこのうつけのせいで、大高城と鳴海城に兵糧(ひょうろう。軍隊の食糧)が届かない? うっとうしい……。全部の砦をぶっこわして、信長もつぶしてやる!!」

と、義元本人が本腰を入れて、2万~2万5000という大軍で乗り込んできちゃったのでした。

遅かれ早かれ、こんな状況は訪れていたでしょう。が、とにかく信長が大大ピンチなことに変わりはありません。

清洲城で開かれた緊急会議

あわてふためく織田家では、ホームの清洲城(きよすじょう)で緊急会議が開かれることになるんです。

家臣A「どーすんだよおい! 籠城(ろうじょう。城にこもって戦う)か!? 討って出るか!?」

家臣B「そりゃおまえ、籠城に決まってんだろ!」

家臣C「決まってはねーだろ!! 援軍も見込めないんだから討って出たほうがいいに決まってんだろ!!」

家臣B「テメーも決めつけてんじゃねーか!! はぁ!?」

家臣C「はぁ!? はこっちだ!! はぁ!?」

家臣A「あ、信長さまがこられたぞ!」

家臣B「はぁ!? じゃない間違えた……(ははぁー)」

家臣たち「(ははぁー)」

信長「(登場)いやー、最近さぁ……(ペチャクチャペチャクチャ)」

家臣A「ハハハッ……それは大変でしたね……で、籠城……」

信長「さて、と……今日はもう遅い。解散!」

家臣たち「!?」

信長「(スタスタスタ……)」

家臣A「(去ってゆく信長を見ながら)……お、終わった……会議も……織田も……」

世間話をして会議終了。

すぐそこに今川という恐怖が迫ってるのに、信長はなんの作戦も決めません。

みんな

「『運が尽きるときは知恵の鏡もくもる』って言うけど、今がまさにそのときだな!」

と言って、信長をバカにして笑ったそうです。

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【そして翌日早朝】

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