11月6日より劇場グッズ販売が始まり、公式から動画も公開されているため隠さず書くと、本作には新怪獣として「キングギドラ」が登場する。三つ首の金色ドラゴンであるキングギドラは、ゴジラシリーズではおなじみの怪獣だ。往年のゴジラファンであればあるほど、その登場に胸を熱くしたことだろう。本作では、現代の最新技術で描かれるキングギドラの圧倒的な存在感を浴びるように楽しめるのだ。
“キングギドラの登場=「ゴジラVSキングギドラ」の大怪獣バトルがメインになる”わけだが、なぜ評価が真っ二つに割れることとなったのか。
評価が真っ二つ? 『ゴジラ-0.0』のSNSでの反響は
まず、肯定的な意見としては、「大満足! VFXが素晴らしい」「文句なく面白かった」「ありがとうしかない」「こんな映画が見たかった」といった声が確認できる。実際に視聴した筆者も、これらには概ね同意だ。大怪獣特撮映画としてのクオリティが非常に高く、ゴジラVSキングギドラのシーンでは思わず手に汗握って見入ったほどだ。
一方で、本作には「酷すぎる」「終始苦笑いだった」「モヤモヤしかない」「途中でキレそうになった」「ラスト5分は見なくていい」「ゴジラをもっと見せてほしかった」など、否定的な意見も多く見られる。
筆者としては、肯定的な意見に同意できるものの、否定的な意見にはもっと同意できる……というのが素直な感想だ。
ネタバレになるので詳細は控えるが、こうした否定的な意見の多くは主人公家族や科学者などの「人間ドラマのストーリー」に起因する。筆者は、鑑賞後にあまりの怒りから「どうしても感想を聞いてほしい」と友人に電話をかけてしまったほど、ストーリーに納得しきれなかった。
制作陣としては、人間ドラマも必要なシーンと考えたのかもしれない。戦後の傷跡が残る中にさらに怪獣被害で壊滅してしまった絶望の中、もがきながら生きる人間の姿を描いたことは理解できる。


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