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《山本彩》「きっと死ぬ間際に思い出す光景」…ソロ10年、武道館で掴んだ自信と「私に足りない」ヒット曲への渇望

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山本彩
「感情を自分の中で消化するために、曲を書いて歌っているところもある」と語った(写真:長田慶撮影)

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1つの山を登り切った先に、また別の山が見えてくる。

NMB48のエースとして活躍し、2016年にソロデビューした山本彩。グループ卒業から8年、シンガーソングライターとして活動を続け、ソロデビュー10周年を記念した日本武道館での単独公演も実現した。

それでも、自身のキャリアに「まだ欠けている部分がある」と感じている。今も胸に抱いているのは、ソロ名義で多くの人に愛されるヒット曲を生み出したいという思いだ。

【写真24枚】スタジオから街角まで。《山本彩》の“まっすぐな眼差し”を全部見る

喜びも葛藤も、活動休止もあった10年間。山本彩は今も、自分だけの答えを探し続けている。

音楽人生は20年近く、それでも遠かった「スタートライン」

「例えば、ヒット曲を生み出すこと。自分のキャリアにまだ欠けている部分なのかなと思います」

ソロデビューから10年。できたことと、まだできていないことを尋ねると、こちらの目をまっすぐ見て、よどみなく答えた。

8年前のインタビューでは、NMB48卒業を控え、ソロへの決意と覚悟を語っていた(写真:長田慶撮影)

アイドル時代から彼女を知る人は多いだろう。実は、その音楽人生はNMB48よりも前に始まっている。08年、ガールズバンド「MAD CATZ」のメンバーとしてメジャーデビュー。その後、NMB48のエースとして活躍し、16年にソロデビューした。

音楽の世界に身を置いて、20年近く。その歩みの根底には、シンガーソングライターになりたいという夢があった。

山本はその夢をかなえるために、アイドルの道を選んだ。グループの中心メンバーとして成功を収めた後、自ら作詞作曲を手がける一人の音楽家として歩んでいく。それは、前例の少ない「道なき道」への挑戦でもあった。

ソロ活動を始めた頃、初のソロライブのステージで、こんな決意を語っていた。

「無限の可能性。その言葉のように突き進んでいきたい」

だが、希望を胸に踏み出した先で待っていたのは、戸惑いの日々だった。

「最初は本当に、何をしていいのかわからなかったんです。シンガーソングライターとしてスタートしたはずなのに、まだちゃんとスタートラインに立てていないような、そんな感覚もあったんですよね」

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