それから10年。シンガーソングライターとして活動を重ね、ソロデビュー10周年の節目には、日本武道館での単独公演も実現した。
それでも山本は、こう振り返る。
「ようやく、アーティストとしての人格のようなものが形成された10年間だったと思います」
50曲を超えても、なお「少ない」と思う理由
2016年のソロデビューアルバム『Rainbow』から、最新作となる5枚目のアルバム『Narrative』まで。10年間で自らが作詞・作曲に関わった楽曲は50曲を超える。
その数をどう受け止めているのか。
「少ないですね。自分でも少なく感じます」
では、曲を作ることへの思いはどう変わったのか。
「楽しさは、むしろ増していると思います。曲にすることで自分自身が救われたり、その曲をライブで披露したときに解放感を味わえたり。そういう経験を積み重ねてきたので、体が覚えているというか、細胞が学習しているような感覚なんです」
かつては何から始めればいいのかもわからなかった。それが今では、曲を作ること自体が自分の一部になっている。


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