従来型の光学衛星であるGRUS-1は5機で運用していたが、7月に1機の商用運用を終了し、現在は4機体制となっている。 GRUS-3の7機投入で、北緯25度以上の地点をほぼ毎日観測する計画だった。また、GRUS-3の7機だけで、撮像能力はGRUS-1の5機体制時の約3倍である1日当たり最大230万平方㌔となるはずだった。
だが、上述のとおり4機の高速通信系統が故障した。撮像機能は正常だが、大容量の画像データを迅速に伝送できない。そのため、当初想定したPFI事業や商用サービスには使えない。
この不具合を受け、アクセルスペースはAxelGlobe事業の27年5月期の売上高予想を従来の60億8000万円から42億4000万円へ引き下げた。なお、PFI事業に関する減収額は非公表だ。
機数の拡大計画と要求水準の関係
10月16日のアナリスト向け決算説明会で、PFI事業に関する5年間の売上高への影響を問われると、折原大吾取締役は「影響の程度についてはお答えすることが難しい状況」と述べていた。国防に関わる事業のため、説明できる範囲に限りがあるようだ。
そこで改めて、収益への影響を左右する3点について、アクセルスペースに側面から質問した。
第1に、衛星の運用機数の拡大計画と、PFIの要求水準との関係だ。アクセルスペースは4機の故障が発覚する以前から、光学衛星の数を28年5月期に14機、31年5月期末までに30機程度へ増やす5カ年計画を掲げている。
この計画はPFI事業の要求水準を満たす最低限の機数と一致するのか。それとも余裕があるのか。
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