マイナンバーカードは9月末時点で1億472万枚が発行され、保有率は84.5%に達した。一方、カードの機能をスマートフォンに入れて使っている人は979万人にとどまる。10人に9人は、まだ実物のカードだけを持っている計算だ。
スマートフォンのマイナンバーカードは、実物のカードと同じ機能をiPhoneやAndroid端末に移すサービスで、カードを持っている人なら無料で使える。iPhoneでは2025年6月から提供している。Android端末には電子証明書の機能だけが先に入っていたが、10月20日から氏名や住所を証明する機能が加わり、iPhoneと同じ内容がそろった。
財布から出さずに済む手続き
2025年分の確定申告では、900万人弱がマイナンバーカードを使って申告した。引っ越しの転出届は約3割、パスポートの申請は約4割がオンラインで済ませている。
これらの手続きでは、カードをスマートフォンにかざして読み取る手順が要る。スマートフォン版なら、その手順がなくなる。マイナポータルで医療費や年金の記録を見るときも、確定申告をするときも、財布からカードを出さずに進められる。


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