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黒ヤギや鶏で代替? 韓国で「犬食禁止」まであと3カ月、 長年親しんだ味を惜しむ声も…"食文化を法律で禁じる"ことの意味

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ポシンタン 犬食 韓国
ソウルの店で出された韓国の代表的な犬肉料理「ポシンタン」(写真:小林毅樹氏提供)
  • 西嶋 広美 フリーライター/翻訳者(韓国語)
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伏日に犬肉を食べる習慣には、中国から伝わった陰陽五行思想も関係している。八田氏は、暑さによって弱まると考えられた要素を補うため、犬肉やネギ、辛味を組み合わせた料理が好まれたと説明する。

もっとも、昔から誰もが犬肉を食べていたわけではない。朝鮮時代にも上流階級を中心に犬肉を避ける風潮があり、八田氏によれば、犬肉の代わりに牛肉を使ったことが、ユッケジャン(肉狗醬:牛肉・犬・スープの意)の名称の由来になったとする説もあるという。

約20年前、筆者が韓国で経験した犬食

筆者が韓国に留学していた00年代前半、ソウル市内で犬肉料理のポシンタン専門店を見かけることは、決して珍しくなかった。

韓国人の友人のなかには「犬をペットとして飼っているから絶対に食べない」という人がいる一方、「子どもの頃から食べてきた大好物」という人もいた。

ある日、友人に勧められて人気だという専門店を訪れたことがある。「一度は食べてみたら」と促され、筆者も注文してみた。

蔚山(ウルサン)の店のポシンタン(写真はイメージです。筆者が食べた料理とは異なります。写真:小林毅樹氏提供)

しかし、一口食べたところで箸が止まった。味が口に合わず、そのまま食べ続けることができなかったのだ。今思えば、犬を想像してしまう自分がいたのかもしれない。

残った料理は友人が持ち帰った。

友人が「なぜ食べられないのか」と不思議そうにしていたのをよく覚えている。育った環境が違えば、同じ料理に対する受け止め方もこれほど異なるのだと実感した。

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