有料会員登録
ライフ

「子がスマホをやめられない=良い親じゃないからだ」と悩む人は危険…我が子を《親の価値の証明》にしてしまう落とし穴

5分で読める
食事中にスマホを使う反抗期の子どもと困る家族
「うちの子がスマホをやめられないのは、私が良い親ではないからだ」と思っていませんか?(写真:buritora / PIXTA)
  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家
2/3 PAGES
3/3 PAGES

子どもが物心ついて自我が芽生えてくると、親が動けば動くほど、子どもは動かなくなっていくものなのです。ですから、親は無理して頑張る必要はないのです。ありのままでいいのです。

そして、ご自身の不完全さを許せるようになると、不思議なことに、お子さんの不完全さも許せるようになっていきます。

スマホをやめられないこの子も、これでいい。
約束を守れないときがあるこの子も、今はこれでいい。

親御さんの心の中でこの変化が起きた瞬間、お子さんは敏感にそれを感じ取ります。そして、「自分はありのままで受け入れられている」と感じた子どもは、自分から動き出す力を取り戻していくのです。

自分を満たす時間が、子どもとの関係を柔らかくする

親の自己肯定感を育てる具体的な方法について、もう一つお伝えしておきます。

それは、ご自身の「好きなこと」「やりたいこと」に、時間を使うことです。子育てに追われている親御さんの多くは、「自分の時間」を犠牲にしてこられました。「子どもが小さいうちは仕方ない」「家族優先が当然」と思いながら、ご自身の趣味や好きなことを後回しにしてきた方が、本当に多いのです。

しかし、ここに落とし穴があります。

『子どものスマホとゲームに振り回される毎日が笑顔に変わる本』(大和書房)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

ご自身を犠牲にすることに慣れてしまうと、無意識のうちに「私はこんなに我慢しているのに」という感情が溜まっていくのです。すると、「私がこんなに頑張っているのだから、あなたも頑張りなさい」と他者にも同様の状態を求め出すのです。そして、この感情が、子どもへのイライラに姿を変えて噴き出してきます。

ですから、どうかご自身の「好きなこと」に、少しずつ時間を使うようにしてください。読書でも、映画でも、散歩でも、カフェでのお茶でも、何でも構いません。短い時間でいいのです。それを日常の一時に入れることで、ぐっと心が変わっていきます。「自分を満たす時間」を持つことが、巡り巡って、お子さんへの関わり方を柔らかくしていきます。

【あわせて読む】
毎日の「ゲームやめなさい!」が、子どものゲーム時間を増やしている…叫ぶ親ほど気づかない《心の作用・反作用》の怖さ

 

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数