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「かっこつけて作ってもしょうがない」川越シェフが3姉妹の父になって気づいた、家庭料理に本当に必要なこと

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「家庭料理は、おいしくてお腹いっぱいになればいい」と語る“川越シェフ”こと川越達也さん(撮影:梅谷 秀司)
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今も金・土・日は、基本的に家族と過ごすようにしている。ところが最近、思いもよらなかった変化が起きているという。

「子どもたちが、週末にもう僕がいなくてもいいような感じになってきたんです。子どもたちが僕を必要としているだろうと、勝手に思っていただけだったんですよね(笑)。奥さんを含め、娘たち3人で、もうしっかりチームができているんです。

もちろん、たまには父親が必要な重要な局面もあると思います。でも基本的には、『こんな感じなら大丈夫かな』と思えるようになってきたので、最近は週末に出張に出かけることもあります」

子育てで変化した、料理の意識

家で料理をするのは、「週末に作る程度」だという川越さん。それでも台所に立つときは、家族のための献立を意識している。

「お父さんの腕を発揮しようと思って、かっこつけて作ったところで、普段食べているメニューとかけ離れたものを出してもしょうがないですから。だから最初は、奥さんに『こんなので大丈夫かな』『これ、普段食べてる?』と確認しながら作っていました。最近は、僕の判断で作ることもあります。奥さんにご指導いただいて、僕も修業したので(笑)」

(画像:『今日も明日も「旨いパスタ」』より)

子どもが生まれてから、味つけに対する意識も変わった。

「市販のレトルトラーメンを作るときは、スープを薄めにしています。子どもって、しょっぱいものや味の濃いものが好きだから、全部飲み干そうとするんです。かといって味気ないと『おいしくない』と文句を言われるので、その手前くらいの味の濃さにしています。スープの量自体をできるだけ減らして、これなら飲み切ってもまあいいだろう、と思える量にして出していますね」

ただ、何でも薄味にすればいいわけではないのが難しいところだ。

「味の濃いものばかり食べさせるのは心配だけど、薄味ばかりだと味覚が偏ってしまう。だから、アクセルとブレーキじゃないですが、子どもが好きなケチャップライスみたいなものはしっかり味を決めるし、飲み干してしまいそうなスープは優しめの味付けに。料理によってバランスを意識しながら、塩分の調整をしています」

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