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腸はすべての健康の出発点です。体をよくするのも、体を悪くするのも、腸のコンディション次第で決まるようなもの。体だけではありません。腸のコンディションの良し悪しは、わたしたちのメンタル面や美容面、仕事やスポーツのパフォーマンスにも多大な影響をもたらしています。
ところが、現代では、便秘や下痢、腹痛などの不調があっても、ほとんど何のケアもせずに放置している人が多いのです。腸の問題を軽んじるのは、「大病の芽」を放っているのと同じ。数々の厄介な病気を招き寄せるだけでなく、日々の人生にマイナスの悪い流れを呼び込んでしまうことになりかねません。
では、いったいどうすればいいのか。順天堂大学医学部の小林弘幸特任教授は、新著『
腸大復活』の中で、これからは「腸育」に取り組むことが必要だと提唱しています。「腸育」とは、腸活のさらに上を行って、腸の機能を根本から復活させるためのノウハウ。小林特任教授は、このノウハウを実践して腸をイチから育て直していけば、健康を立て直して、日々の人生に好調な流れを呼び戻すことができるとしています。
以下では、その小林特任教授が「便秘などの腸の不調から引き起こされる病気『腸源病』の怖さ」について解説します。
「腸源病」=「腸の不調を“源”として発生する病気」
「すべての病気は腸から始まる」――。
これは古代ギリシャで活躍した医師・ヒポクラテスが遺した言葉です。ヒポクラテスは「医学の父」と呼ばれ、科学的視点に基づく医学の基礎を築いた人ですが、紀元前5世紀という時点で「腸の不調と病気の関係性」を見事に看破していたことには非常に驚かされます。
それというのも、いま、まさに世界の最先端医学において、ほとんど「すべて」と言っていいくらいの多くの病気が「腸に起因する問題」で引き起こされることが明らかになっているからです。
私はこうした腸の不調を“源”として引き起こされる病気やトラブルを「腸源病」と呼んでいます。まずは、その「腸源病」の顔ぶれをざっと紹介していきましょう。
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