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キャリア・教育

「帰るよ!」に泣き叫んで抵抗する子は、まだ大丈夫…本当に危ないのは「良い子」を演じ始めた小学生

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女の子と父親
公園で子供に「まだ遊ぶ!」と泣き叫ばれたとき、説得していませんか? それ、間違ったやり方かも知れません(写真:Pangaea/PIXTA)
  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家
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体は大きくなり、ランドセルを背負っていても、心はまだ成長の途中です。論理的な思考も感情のコントロールも未熟なまま。それなのに親からのアプローチだけが急に「結果を求めるもの」に変わってしまう。このギャップこそが、ご相談のような毎日のすれ違いの正体です。

泣き叫ぶ子より心配な「良い子」

親が「こっちに来なさい」と引っ張り続け、子どもが応えられない(あるいは反発する)状態が続くと、子どもは何を学習するでしょうか。

「どうせ言ってもわかってもらえない」 「自分はダメな子なんだ」「親が言うことは、いつも自分の気持ちとは違う」

親は「あなたのため」と思って引っ張り上げようとしているのに、子どもには「否定された」「コントロールされた」という感覚しか残りません。

「うるさいな」と反抗したり、「帰るよ!」と言われて泣き叫んだりするうちは、まだ大丈夫です。親に本音をぶつけてもいいと思えている証拠であり、心にエネルギーが残っているからです。

むしろ深刻なのは、諦めと無関心。親の前で「良い子」を演じたり、完全に無視を決め込んだりして、自分の心を守ろうとするようになります。

たとえば、叱られると反論もせずすぐ「ごめんなさい」と言う。学校のことを聞いても「別に」「普通」としか答えない。親の顔色を見てから行動を決める。手のかからない「良い子」に見えますが、親に本音を出すのをやめたサインかもしれません。

「素直な子になってほしい」という願いも、行き過ぎると、この「良い子」への入り口になりかねないのです。

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