三菱自動車(以下:三菱)が9月2日、このブランドを象徴するクロスカントリーSUV「パジェロ」をフルモデルチェンジし、世界初披露。10月29日には日本仕様の発表を行った。
パジェロのデビューは1982年で、新型は通算5代目。先代は我が国では2019年にファイナルエディションが送り出されたので、7年ぶりの復活ということになる。
新型では、初代や2代目が使っていたラダーフレームやリジッドアクスルのリアサスペンションを復活させ、パワーユニットはハイブリッドではない2.4リッター直列4気筒ディーゼルターボを8速ATと組み合わせるなど、想像以上に本格的なクロスカントリーSUVとなった。
「最初からパジェロ」ではなかった
実はこのクルマ、当初はピックアップ「トライトン」のSUV版を作ろうという考えで、「最初からパジェロにしようとは考えていなかった」と、発表前のメディア向け説明会で、執行役員デザイン本部長の渡辺誠二氏が語っていた。
しかし、社員一人ひとりが開発を進めていく中で、三菱を象徴するようなクルマを作りたいという思いが強まり、パジェロ復活という流れに導かれていったという。
もちろんパジェロという名前になってから、デザインをやり直し、今の姿になった。ただし、エンジニアリングについては、先代が発表された20年前から、連綿と進化を続けていたそうだ。
こうした経緯の中で、実際にデザインをまとめたプログラムデザインダイレクターの吉峰典彦氏は、「独創進化」という言葉とともに新型パジェロを紹介した。
「独創」とは、日本で生まれたパジェロが誰かの後を追うのではなく、自ら新しい価値を生み出してきた精神。「進化」とは、その精神を未来へつないでいくことが、新型パジェロのあるべき姿だという説明だった。


※ログイン後、コメント入力が可能です。