基本的にはお風呂に入ったり、シャワーを浴びたりしても構いません。というよりむしろ、発熱や体調が悪くなければ、少なくともシャワーは浴びたほうがいいです。水ぼうそうになったことがない小さいお子さんがいるかもしれない公衆浴場や温泉はNGですが、ご家庭のお風呂であれば、問題ありません。
家庭内では、入浴の順番を過度に気にする必要はないです。それよりも、タオルを家族と共用しないことや、水疱に直接触れないようにすることのほうが大切と覚えておいてください。
発症後に入浴することの2つの意味
帯状疱疹発症後の入浴には、大きく2つの意味があります。
ひとつは、患部の清潔を保つためです。帯状疱疹はウイルス性の病気ですが、患部がジュクジュクしてくると細菌が入りやすくなり、皮膚症状が悪化するおそれがあります。だから、お風呂に入って洗い流すことが大切なのです。
夏場など汗をかきやすい時期は、そのままにしておくとよくないので、汗をかいたときには、必要に応じてシャワーを浴びるようにしましょう。
もうひとつは、痛みを軽減させることがあるからです。
ぬるめのお湯につかって体が温まると、心地よく感じ、痛みが軽くなる人もいます。それでも痛みを感じる場合や、急性期で患部に熱感がある場合などは、無理に湯船につからずにシャワーで済ませることを推奨します。
以前、高齢の患者さんに、体調がよければ帯状疱疹の治療中でも入浴できることや、患部を清潔に保つことの大切さを説明したことがあります。しかし、1週間後の診察で、「体調に問題はなかったものの、その間は1度も入浴しなかった」と伺いました。
患部をお湯に触れさせることへの不安や、入浴によって症状が悪化するのではないかという心配があったようです。発熱や強い倦怠感がなく、体調が安定していれば、患部を清潔に保つためにも、無理のない範囲でシャワーを浴びましょう。



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