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開きっぱなしの改札に「この国は人を疑わない」と感動…「日本は冷たい国」と思っていたスペイン人家族が驚いた"普通"の光景

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盆踊り
田舎の盆踊りにも参加したスペイン人家族。「スペシャルな経験だった」と語る(写真:Vanesa Del Castillo提供)
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バネッサは、スペインでソーシャルワーカーとして、子どもたちの教育に携わっている。だからこそ、日本の子どもたちの姿勢には考えさせられるものがあったという。

「私自身、子どもたちの自由を大切にして、いろいろな経験をさせる教育をしています。でも、どこまで許すか、その線引きがすごく難しい。限度がないと子どもたちは度を超してしまう。そして突然、パンクしてしまうんです。日本では、親や周りの大人が何をすべきかはっきり示しているから、子どもたちもそれが分かってルールを守れるのだと感じました」

バネッサは日本人から感じたことを「調和」という一言で表現していた。ただ、この「調和」は、万人にとって心地よいものだとは言えない。

「日本での旅は本当にリラックスできた。すぐにまた、日本へ戻りたいくらい」とバネッサさん(写真:Bruno Ochaita撮影)

飲酒に対する意識の違い

旅の途中で目に入った、立ち飲み店の光景(写真:Bruno Ochaita撮影)

ブルーノは、日本の旅での、思いがけない戸惑いについても教えてくれた。

暑い日が続くと、ブルーノはどうしても冷えたビールが恋しくなった。北陸でレンタカーを借りた日、お腹を空かせて海鮮丼とビールを頼んだ。運転手は、ブルーノ。一緒にいた日本人の友だちは「何してんの?飲酒運転は絶対にだめだよ」と言った。

「え、1杯だけだよ?」

「1杯でもちょっとでも、絶対にだめ!」と強く言われた。

「スペインでは、ビールを1杯くらい飲んでから運転する人は珍しくありません。だから、1杯くらいいいじゃないか、と思って……」

その日の日記にブルーノはこう書いている。

<運転するなら「飲む」ことができないため、丸々ビールを残さなければならなかった。ここでの規則は、他の多くのことと同じように、とても制限的で厳格だ>

この認識の違いについては、実際に筆者もスペインに住み始めて驚いた。お酒を飲んでから運転する姿を目にすることが多く、ときどき、仕事の合間にワインを嗜む人も見かける。

スペインで罰則の対象になるのは、呼気1リットル中のアルコール濃度が0.25mg以上の場合だ(免許取得から間もない運転者や職業運転手は0.15mg)。ビール1杯程度なら、この範囲に収まることも多いとされる。一方、日本では酒気を帯びての運転そのものが禁じられていて、0.15mgから罰則の対象になる。

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