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開きっぱなしの改札に「この国は人を疑わない」と感動…「日本は冷たい国」と思っていたスペイン人家族が驚いた"普通"の光景

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盆踊り
田舎の盆踊りにも参加したスペイン人家族。「スペシャルな経験だった」と語る(写真:Vanesa Del Castillo提供)
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「僕が住むスペインの街では、救急車のサイレンは1日2回は聞きます。首都に住んでいたころは、10分に2回は聞いていたんじゃないかな」

冗談っぽくそう言って、ブルーノはガハハと笑った。

「東京は車も人も多いのに静かなのが不思議だった」という(写真:Bruno Ochaita撮影)

静かにルールを守ることが、子どもにとっていいことなのか

静けさに驚いたのは、街中だけではない。三鷹の森ジブリ美術館を訪れたときのこと。館内にある大きなネコバスの遊具の周りには、大勢の子どもたちが集まっていた。ふたりと娘は、中には入らず外から眺めていた。

ブルーノ「係の人が子どもたちに遊び方を説明していることに驚きました。それを守って子どもたちが、時間制限内で楽しそうに遊んでいた。それに大きい声を出したり叫んだりしている子が、ひとりもいなかった」

彼には、それが良いことなのか悪いことなのか、すぐには判断できなかったという。

「礼儀正しくは見えるけど、子どもの頃から抑えつけられていたら、フラストレーションが溜まるのではないかと気になりました。僕が子どもなら、『自分のやり方で遊びたい』と逃げ出したくなる。規則が絶対だと、不満があっても、仲間外れにされたり悪く思われたりしそうで言い出せない。不満を持つこと自体に罪悪感を覚えることもあるんじゃないかな」

「私はそうは思わなかった」とバネッサが反論する。

「抑えつけられているようには、まったく見えなかった。むしろ楽しそうで幸せそうでした。好き勝手に遊ばせることが、幸せになるために必要なのかな。大声を出したり、地団駄を踏んだりできるから幸せ、というわけではないと思う。ルールはあっても、子どもたちにとってはそれが当たり前で、自由を制限されているとは感じていなかった。少なくとも私にはそう見えました」

日本の夏祭りではしゃぐ娘さん。日本の「カワイイ」ものが大好きなのだという(写真:Bruno Ochaita撮影)
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