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ビジネス #鉄道最前線

「新世代の夜行列車」欧州で開発ラッシュ続く背景 スタートアップ企業から宇宙研究機関まで参戦

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Nox Mobility  客車
ドイツの新興企業Nox Mobilityが展示した新世代の夜行列車用客車。中古車を改造している(撮影:橋爪智之)

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【写真を見る】「新世代の夜行列車」欧州で開発ラッシュ続く背景 スタートアップ企業から宇宙研究機関まで参戦(40枚)

欧州をはじめ世界の鉄道ビジネスのトレンドを映し出す国際鉄道見本市「イノトランス」。その2026年の会場で、最も注目を集めた内容の一つに挙げられるのが「夜行列車の復権」だった。

従来の鉄道会社とは違うアプローチのスタートアップ企業や宇宙開発機関が主導するプロジェクトなど、3社が新たなコンセプトの夜行列車のモックアップを出展。大手メーカーでも展示があり、業界の関心の高さをうかがわせた。なぜ今になって、夜行列車が注目を集めているのだろうか。

一度は衰退した夜行列車

ヨーロッパの夜行列車は、20世紀末に各国で高速列車が次々と誕生して以降、在来線のほかの長距離列車とともに姿を消し、さらにLCC(格安航空)や規制緩和によって路線網が爆発的に増えた高速バスなど、超低価格の交通機関の浸透によって衰退が決定的となった。かつて「シティナイトライン」のブランドで夜行列車の雄として名を馳せたドイツ鉄道が15年に撤退を発表した際には、ヨーロッパの夜行列車の命運は完全に尽きたかと思われた。

【写真を見る】航空機のビジネスクラスのようなフルフラットシートや個室の屋根裏にある「隠れ家風ベッド」、子ども用寝台のあるファミリー個室…宇宙開発機関や鉄道ユーチューバーらが設立した新興企業などさまざまな事業者が開発する、ヨーロッパの「新たな夜行列車」のインテリア

しかし、その夜行列車網にオーストリア連邦鉄道が救いの手を差し伸べ、16年に「ナイトジェット」のブランドで運行を開始したことで流れは変わった。さらに環境問題が追い風となって、鉄道による長距離移動が再び脚光を浴びるようになった。

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